2011年のトリッシュ・キーナン他界後も広く愛されているブロードキャストから、最後の作品となるアーカイヴ集の第1弾が登場。タイトル通りの期間に録音されたテープやMDから拾い上げた音源集で、かの『Tender Buttons』(2005年)発表後、フォーカス・グループとのコラボ作やツアー限定作品『Mother Is The Milky Way』を出した2009年までの、トリッシュとジェイムズ・カーギルによる創作の途中経過を知ることができる。ここから5枚目のアルバムに発展するはずだった楽曲やスケッチを味わいつつ、9月に控えている『Distant Call - Collected Demos 2000-2006』も心待ちにしたい。